旅行に行った感想を描いていこうと思います。
徳之島はこのサイトの創造主のひらけんの実家がある場所で、今回は彼の帰省についていく形で行きました。
4泊5日の結構ボリュームのある旅だったので、今回1日ごとに特に印象に残った部分を書いていきます。
1日目 外国人のおっさんにお酒を奢ってもらう
朝、家族に車で那覇港まで送ってもらいました。7時から船に乗り、そこから9時間半の船旅です。
船内は電波も悪く、スマホはほぼ使えません。娯楽や時間つぶしの方法を対策しておかないと、暇で〇にます。
私は船内を一通り探索した後、暇になり他の乗客が何をしているのか観察しました。
大体寝てるか誰かと喋ってるか、スマホ弄ったり本読んでるか。
その中で一人の外国人のおっさんが、レモンサワーを飲んでたそがれていました。
朝から酒を飲んでる奴は勇者かやべーやつ(偏見)。
私も真似しようと思い、自販機(船の中では酒が売っている)で同じものを買い、一人で窓際で飲みました。
しばらくして飲み干し、缶を捨てに行こうとゴミ箱まで行こうとした刹那、その外国人のおっさんが近づいてきて、英語で
「もう一度飲むかい?(意訳)」的なことを聞いてきたので、一度はNoと答えました。
すると、また英語で(筆者は英語わかんない)
「奢るよ(Let me pay)」的なことを言われたので
「Yes」
と答えました(学生時代教わった英語でなぜかこれは覚えている卑しい筆者)。
そこからは、酔っぱらいながらガチのネイティブと、偏差値40の高卒の英語で語り合った…。
人生でほぼ初めて、英語を駆使して海外の人と仲良くなった体験でした。名刺も交換した。
コネ、ゲットだぜ!!(卑)
感想としては
酔っ払いつつ、かつ相手がそこそこ日本語が通じる方の場合は大体相手の話していることは分かるということでした。
そして、こちらの英語(ほぼ日本英語)も相手は分かってくれるようです。
英語が話せなくて外国の人と意思疎通できない、怖い!って方は…
酒を飲みながら、「Let me pay」と、少し相手に投資してあげれば、会話ができるのではないでしょうか。
旅の道中で知らない人と仲良くなるという、まさにみんなが想像するような(放浪の旅)みたいな感じの初日…。
良い…善い…。
旅の道中で撮った写真をギャラリーとして掲載しておきます。
初日は、徳之島に着いて早々犬田布岬へ行き、今回の旅の目的である観光名所の写真撮影をしました。船の中の写真はないです。
2日目 宿がおばけやしき
2日目は、結構暇でした。
実は、ひらけんの後輩の結婚式がこの日開かれるため、部外者の私はほぼ自由(良い意味で!)です。
そうそう、宿の話をしておきましょう。
宿は、ひらけんのおばあちゃんの家(廃墟)です。
廃墟(重要)。
当然のごとく軋む音や廊下を誰かが歩く音が聞こえます(こういうのをラップ現象というのか?)。
その廃墟の隣にひらけんの弟さんの家があるのですが後日、弟さん曰く
「霊が7人くらいいる」とのこと。
まぁそのくらい夜にぎやかだったね!!(全然寝れなかった)
あまり霊感が無いので、おばあちゃん家がもとから軋むんだなーくらいに思ってましたが…。
寝れなかったので、休む意味で昼間もずっと寝たふりしてました。
昼間~夕方は島の東にある亀徳という町へ行き、一人で散策。
亀徳の近くにあるタキンシャ(滝の下)という観光スポットへ行きました。
夜は再度犬田布岬へ行き、夜景を眺める。
重要なことを書いておきますが、徳之島は夜の星空が絶景です。
並みのカメラじゃ星空を写すことはできません。なので一生懸命目に焼き付けるか高いカメラを用意するのをお勧めします。
あと、島の移動手段はひらけんの父様の車で、道中いろんな話を聞かせてくれるのですが…
この島やたら心霊スポットが多い件。
犬田布岬もその一つで、戦艦大和の慰霊碑が立っていたり自〇者が多かったりで見える人はパニックになるほどだそうです。
3日目 チネヌンコクエスト~井ノ川岳の神秘~
個人的には、この日が一番楽しかった。
朝食にひらけんの弟さん夫妻からお食事とコーヒーなど、あとお酒をいただき、おばあちゃん家(廃墟)で一人グダグダ。
朝から外にある昼寝スペース…外に寝れそうな木のベンチ的なものがあったので、本を読みながら昼まで過ごす。
午前11時くらいに、ひらけんとひらけんの父様が車で迎えに来てくれた。
今日は井之川岳を登る。
井ノ川岳は天然自然遺産の山で、登山道が全く整備されていない天然の山。
素人が行くにはキツイものがある。あと、貴重な自然を守るためや事故を防ぐためか、たぶん現地の人の許可がないと立ち入ることができない。途中立ち入り禁止のフェンスがあったし(ひらけんの父様が外した)。
ハブが怖いので、棒で足元を叩きながら道なき道を突き進んだ。
現地ガイド(ひらけん)の案内もあり、順調に山頂まで登ることができた。
序盤アオダイショウに出くわして心折れそうになったけど。
苔むした山道や大岩に供えられたお酒を見ると、神聖な山であることを確信する。
まじで神様いそう。
感想としては
素人は現地ガイドと一緒に行こう!
素敵な自然を拝みながらハブに警戒しつつ、過酷な獣道っぽいところを歩いていくのは、最高にハイってやつだ。
新たな発見として自分は登山というか、冒険が結構好きであることに気づいた。
友人と冗談を言い合い、写真を撮りながら行く冒険。
毎日こんな旅ができたらよいなって。
下に山の写真をギャラリーとして掲載。顔が映ってますが使用許可は済。
この日はおばあちゃん家ではなく、バンガローに泊まりました。夜景が最高。
ちょっとびっくりしたのが深夜に起きて空を見たら、月が赤かった。禍々しさと美しさがあり、その写真が撮れたらよかったんだけどな。
4日目 島の人とのふれあい
この日はひらけんの父様の車で各地を観光した。
海と山両方あるって最高の島だなと思う。現地の方と一緒に回るので、なぜか彼らの母校の小学校の敷地内にも入れた。学校って知らない土地のものでもなぜか懐かしさを感じる。もう一度このころに戻りたいなぁ。
プールなんか、見てると涙が出てきそうになる。自分の暗い青春時代の後悔もろもろ、なぜ子供の頃もっと充実した毎日を送らなかったのかと…そういう感情が溢れる。
普通の旅行じゃここまで観光できないだろう。
この日食べたゴーヤーチャンプルーが感動するほど旨かった。沖縄のと味が明確に違うところが面白い。
島の個性というやつが、食事の味にも出てくるという面白さも、旅の発見であると思いました。
夕方に、ひらけんが個人事業主として執り行う【犬田布岬の神秘体験】のコマーシャルを撮影する仕事をしました。観光ガイド役で出てきます。
夜はひらけん弟夫妻と子供たち、みんなでバーベキューをしました。
子供たちがよく食べるし動き回るので、私は調理&子守りに大忙しでした。
思ったのは、私は子供が嫌いだと自認していたのですが、慣れると意外と平気であるということ。
子供と一括りに見るのではなく、個人として丁寧に接すれば、相手が幼くても仲良くなれることに気づいたのでした。学ぶことが多い。
↓の写真はソテツトンネル、バンガロー、小学校、役所。
5日目 徳之島冒険クリア!
最終日は雨でした。
あとは船で帰るだけ。
どっと疲れが出て、すこし風邪気味でした。
帰りにひらけんにおごってもらったきつねそばが暖かかった。
最後に、お世話になったアイテムの紹介…写真も交えて。
登山や散歩道でハブ除けに使っていた、命名【白蛇の杖】。
この島では、やたら棒切れが心の支えになった。ハブ怖すぎる。というか散歩道で普通に見かける。
そして、ひらけん弟夫妻から大量にもらったお酒。
バリエーション豊富かつ量が多い。カルーアリキュールはおばあちゃん家のご先祖様に捧げました(いらないから置いたわけではない)。
気のせいか、最終日のおばあちゃん家は静かで、ラップ現象的な軋む音はしなかった。
朝散歩で見かけた苔むしたアスファルトにも、自然の美しさを感じる。
総評
徳之島冒険難易度(主観)ランキング!
1位、おばあちゃん家
2位、ひらけん弟夫妻の元気な子供たち
3位、船
4位、井ノ川岳
5位、タキンシャ
疲労度ランキングでもありますが…こんな感じ。
おばあちゃん家が1位の理由は…宿なのに心が休まらないことですかね…。Gさんも普通に出てきました。でも、泊めてもらえるだけでありがたいので、ひらけんのご先祖様に感謝の意を添えて、トップにしました。
2位の子供たちもすごいね…家族を運営することの大変さが少しわかった。1日でも子守りは大変なのに、すごい。
3位は船。待ち時間がひたすら辛い。みんなは友達とトランプやチェスで遊ぼう!!
観光はひたすら美しい自然を浴びれて最高だった。
徳之島は近年、天然自然遺産に登録され、これから観光スポットとして盛り上げていくそうです。
島は若い人の過疎でどんどん人口が少なくなっていき、手を打たないと荒廃していく。それを防ぐために観光業や新たな外からの移民が必要不可欠だそうです。
私は幸い、島の人に認められた形となります(ひらけんの家族たちに)。住んでほしいと歓迎されました。
もし私が住むとしたら…
役場に福祉課というか…せめて医療制度は最低限欲しいかな…?
でも、普通に自然が好きな人だったら、農業しながら楽しく生活できるんじゃないでしょうか?古民家を改造したりDIYしたり、リアル動物の森ですよ!
こんな感じで
今回の徳之島旅行、非常に濃い旅になりました。
他にも琉球と大和、島の歴史や心霊スポットの怖い話など、いろいろ話を聞かせていただいたのですが、さすがに情報過多なので省いた次第です。
普通にスピリチュアル、歴史、文化、すべてが魅力的すぎる。幽霊とか神様とか好きな人の聖地に、今後なりそうな予感。
私はそういうの信じない人ですが、それでも島の自然への畏怖や敬意の念は感ぜざるおえない。
濃厚な自然との邂逅を果たしたいなら……
みんなも徳之島へ、Let’s GO!!!!!
もしかしたら、私が現地ガイドをしている未来もあるかもね。
お疲れ様です。
チネンさんと犬川岳冒険できたのは、最高でした!
犬田布岬の神秘体験よりもこっちをメインにしたほうが良いかもと本気でおもってます(笑)
久しぶりにブレイブストーリーの「決意の朝に」をききながら、いつもまにか忘れていた仲間と冒険することが自分は好きだった、ということも思い出し、原点回帰できた感じです。
ありがとうございました。